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大原の里、阿弥陀寺の新緑

通称、鯖街道から西へ外れることほんの一筋入ったところに阿彌陀寺はあります。
生身にして阿彌陀佛の尊号を拝した弾誓上人がここを開基したのは1609年。永住を望んだ大原の里の人たちの願いを受け、上人は自ら霊木で自像を刻み、自身の頭髪を植え本尊としました。当時から400年を経過する今なお、ご本尊には上人の頭髪が残っています。
また、この上人は生き仏として有名なご本尊。穀を断ち塩を断ち、次に、松の実と皮を食べて徐々に体質を樹脂質化した後、生きながら石棺の中に入りミイラ仏となられました。とても信仰深い上人でありました。17世紀の開山当時そのままに、いまだ霊域の趣を保つお寺です。合掌。
DAIYA * 大原エリア * 14:14 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

光悦寺の新緑


鷹峰三山(鷹ヶ峰,鷲ヶ峰,天ヶ峰)を見渡す場所にあるお寺です。
その中心人物である本阿弥光悦は、家業の刀剣の鑑定、研磨のほか絵画、陶芸、書道、作庭などあらゆる分野に優れていて独創的な才能を発揮した江戸初期随一の文化人。
元和元年(1615)、徳川家康から拝領した鷹ヶ峰の地に一族縁者や工芸職人とともに移り住み、芸術村を営みました。その芸術村の足跡を象徴するのが光悦寺です。

光悦の像を安置する三巴亭、了寂軒・本阿弥庵など七つの茶室が散在しています。毎年11月10日から13日の4日間は光悦忌茶会が行われています。
太虚案前の垣根は、「光悦垣」と呼ばれ、ゆるやかに孤を描いて背が低くなり、牛の寝た姿に似ているところから臥牛(がぎゅう)垣ともいわれています。紅葉時も見事ですが、緑の多いひっそりとした今の季節が一番でしょう。幽玄の気に満ちているようです。

大徳寺にある高桐院の敷石道の参道と赴きも似ています。極めるとこの様な風情を醸し出すことになるのかもしれません。今後も、比べることのできる眼を磨いていていただければ幸いです。
DAIYA * 洛北エリア * 20:43 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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