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六道珍皇寺の夏

六道さんの名で親しまれ、お盆の精霊迎えに参詣するお寺として名高い六道珍皇寺。
今年も、この鐘楼の音が多くの亡者をこの世に呼び寄せ、そして送り火で冥土に帰って行ったことでしょう。
このお寺で縁のある人物は、京ではとても有名な小野篁(おののたかむら・802年〜852年)卿。嵯峨天皇に仕えた平安初期の官僚(従三位参議)で、武芸にも秀で、また学者・詩人・歌人でも著名な天才で、不思議な賢人でした。子孫には小野小町などもいます。
本堂裏手にある小野篁が冥土通いの入り口にしたという井戸(一般には非公開ですが本堂横の木戸越しにのぞくことができます)がありますが、ここが冥土の入り口で、出口は嵯峨釈迦堂(清涼寺)にあります。
山門から、八坂界隈に向かって歩いて行くと、右側に、亡くなった若妻が子供を育てるために飴を買いに来たという、悲しくもあり、少し怖い、心温まる話、「幽霊子育飴」のお店があります。お立ち寄りください。
DAIYA * 洛央エリア * 11:28 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

京の六地蔵めぐりの夏

今日23日は処暑。暑さも暦の上では峠ですが、まだまだ残暑お見舞い申し上げます。
夏も終わりに近づいた8月22日、23日の両日は、京の都の出入り口六ヶ所に祀られた地蔵菩薩を巡拝して、六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)に迷い苦しむ人々を救済するよう、六体の地蔵菩薩を巡拝する800年も続く京の伝統行事です。

六ヶ所の出入り口は、以下のとおりです。
1.奈良街道・六地蔵の大善寺(伏見六地蔵)
2.西国街道・上鳥羽の浄禅寺(鳥羽地蔵)
3.丹波街道・桂の地蔵寺(桂地蔵)
4.周山街道・常盤の源光寺(常盤地蔵)
5.若狭街道・鞍馬口の上善寺(鞍馬口地蔵)
6.東海道・四ノ宮の徳林庵(山科地蔵)

これら寺院に安置された木像地蔵菩薩立像(重文)は、従三位参議まで務めた小野篁(おのたかむら)が、一度、息絶え冥土へ行き、そこで生身の地蔵菩薩を拝して甦った後に、木幡山(こばたやま)の一本の桜の大木から六体の地蔵尊像を刻み、木幡の里(大善寺)に祀ったものと云われています。
地蔵菩薩は、京都の人にとっても、最も身近な仏さまです。京では、この時期、町内の地蔵さまに集まり、「地蔵盆」が催されています。子供の安全・健康祈願の行事です。
DAIYA * 洛東エリア * 22:55 * comments(0) * trackbacks(7) * pookmark

法然院の夏

今年も大文字・五山の送り火(盂蘭盆の送り火)が終わり、先祖の霊をこの世からあの世にお返しすることができました。NHKもハイビジョンで特集を組んでいましたが、地元の京都テレビでは、毎年、放送される行事の一つです。
そんな大文字山の麓にある法然院では、毎日、変わらず、本尊・阿弥陀如来像の御宝前の、畳の面より一段高く作られた須弥壇(直壇)の上に、散華を並べています。 須弥壇とは、仏教の宇宙観で説かれる、このうえもなく高い山である須弥山を形づくったもので、須弥壇から上は、仏さまがおられる場所です。
また、来年の夏、先祖の霊をお迎えすることになります・・・・・・合掌。

DAIYA * 洛東エリア * 15:19 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

京都祇園の夏


京都の五花街の一つ、祇園(GION)の夏、日本の夏・・・蚊帳やお香が似合う花街です。
祇園祭も終わり、ひっそりとした祇園界隈。

鮎料理、鱧料理、鴨川床、舞妓さん、芸妓さん、大文字、五山の送り火・・・大人の楽しみが待つ京都祇園です。
DAIYA * 洛央エリア * 17:19 * comments(1) * trackbacks(0) * pookmark

霊山歴史館の夏


吉田松陰
歌手名:尾形大作 作詞:星野哲郎 作曲:浜口庫之助

時と命の 全てを賭けた
吉田松陰 憂国の
夢草莽に 果つるとも
松の雫は 久坂に宿り
花は桂の 枝に咲く

今年も終戦記念日の夏が来ます。大きな変革の潮目が今なのかもしれません。
五山の送り火もまもなくです。
何はともあれ先祖の人たちに・・・合掌


DAIYA * 洛東エリア * 17:11 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

西陣織成館・岩神祠の夏

西陣界隈は、夏のミステリーそのものの風情が多く残されています。
今日、ご紹介するミステリースポット以外にも、
・梅雨の季節が似合う不思議なお寺「雨宝院」(西陣聖天)
・陰陽師「晴明神社/一条戻り橋」
・いまだ西陣の子達に怖れられる「山名宗全邸跡」
・リストラ神社?「首途(かどで)八幡宮」
・京の町を一望できる「船岡山」
・大工道具で病を根絶する「石像寺(くぎぬき地蔵)」
・京都○○殺人事件ドラマで登場「千本釈迦堂(大報恩寺)」
・あの世の判事「千本ゑんま堂(引接寺)」
などなど、機織りの音が響く京の下町情緒とミステリーを体験できます。

<織成館>
「西陣織屋建」を活かしたミュージアム。この建物は1936年(昭和11年)に西陣の帯地製造業「渡文」の初代当主・渡邉文七氏の「店兼住まい」として建てられたもので、西陣の伝統的な家屋「織屋建(おりやだち)の特長をそのまま残しています。 全国の手織物、能装束、時代衣装の鑑賞から工房見学、作品展示まで手織のすべてが体験できます。歩道も石畳が敷かれ、風情がありますね。

<岩神の祠>
江戸時代、ここに有乳山岩神寺があり、授乳の神として信仰され、たいへん賑わっていましたが、天明の大火後は衰微し、明治になって廃寺となり、石だけが放置されていたようです。大正6年に芝居小屋の跡地になっていた今の土地を所有した会社が祠を建てて、神事を行うようになりました。
「おっぱい」というよりも「男性のシンボル」に見え、京都では珍しい性器を祭る神社として、密かに信仰をあつめているそうです。

DAIYA * 洛央エリア * 10:12 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

浮身堂の夏

滋賀県堅田の浮身堂(うきみどう)は近江八景の一つ。琵琶湖の一番くびれた最狭部にある禅寺です。境内には一千体の阿弥陀仏が安置されています。
その昔、一条天皇の頃、比叡山の僧都が琵琶湖を山上より眺め、湖中に禅寺を建立して、自ら一千体の阿弥陀仏を刻み、湖の安全などを願ったことに始まったと云われています。石山寺と同様、お月見の名所です。


堅田の落雁 「峯あまた越えて越路にまづ近き 堅田になびき落つる雁がね」


DAIYA * 湖西エリア * 09:59 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

常照皇寺の夏

ここ京北町(京都市右京区)にある常照皇寺の本堂も大きな茅葺で覆われており、本堂内はとても涼しいところです。また、歴代天皇の位牌が安置されている場所の床は石作りではだしで歩くと心地よさを感じます。

春の桜(九重桜)と秋の紅葉の季節を除き、この季節は静かな里山のお寺です。
DAIYA * 京北エリア * 09:33 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

美しい日本の夏・美山

立秋とは、名ばかりの夏真っ盛りの京都です。残暑お見舞い申し上げます。
京都府美山町北村地区。現在50戸中38戸がかやぶき屋根の建築の集落です。
かやぶき建築数は岐阜県白川村荻町・福島県下郷村大内宿に次ぐ全国第3位、平成5年12月、国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け、「美しい日本」を守っています。

日本の多くの村に点在していた茅葺の家がトタンで覆われ、その姿を変えてきました。あぜ道でさえもアスファルト舗装され、メダカやドジョウ、蛍などが棲む小川も失われてきました。生活は確かに便利となりましたが、大切なものを失ってきたような気がします。

ここ美山の地を訪れる度に、真の「美しい国・日本」とは何か、問われているような気がしてきます。
DAIYA * 美山エリア * 09:21 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

三千院の夏

葉月に入りました。
今年は、日中こそ暑い日が続いていますが、朝晩は高原にでもいるような天候となっています。温暖化の影響で北極の氷が溶けだし、冷風となって下がってきているのか、少し心配ではあります。
京都市街地より車で30分程度、ここ大原里は門跡寺院が有名で紅葉のほか、新緑、石楠花、紫陽花、秋海棠(シュウカイドウ)の頃も素敵な庭園です。
京都も温泉ブームの中、ここ大原の里にも温泉を深さ1175mから吸い上げています。泉質は、「美肌効果」のあるナトリウムイオンと炭酸水素イオンが多く、更に「通風の湯」の元になっているラドン量が多い点が特徴です。湯上りの風とヒグラシの鳴き声は、とても心地よいものです。

この季節、鞍馬と同様に、夏は涼しい静寂さのある観光スポットです。
DAIYA * 大原エリア * 08:32 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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