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松尾大社の春

松尾大社は、平安遷都以前から鎮座している歴史のある神社です。平安期は賀茂神社と並び王城守護の社として、京の人々から大切にされていました。室町時代以降は、今でも「酒造の神さま」として信仰を集めています。境内にある亀ノ井の名水が酒に変わったと云う有名な逸話があります。西山の地下水が、豊富で名水であるところから、昔から語り継がれてきたようです。
桜の花見の後の今は、境内の山吹が見頃となりました。
山吹は、早春のコブシの花の後、これからの季節、山の中でもよく目立つ花木の代表格の一つです。花の色が蕗(ふき)に似て美しいことから、この名の由来があります。イギリスでは、「イエロー・ローズ(黄色いバラ)」、あるいは「ジャパン・ローズ(日本のバラ)」とも呼ばれているそうです。

これから夏にかけてお奨めする京都のお花スポットをご紹介しておきます。

・「平等院」(藤:この連休が旬)
 紫色の藤の花と仄かな香りをお楽しみください。
・「隋心院」、「長岡天満宮」(霧島躑躅:同上)
 小ぶりで真っ赤なお花、燃えるような感じがいいです。
・「三千院」、「蓮花寺」(石楠花:同上)
 ピンクの花の束が緑の苔の庭に映えます。
・「城南宮」、「竜安寺」(あやめ:5月中旬)
 濃い紫の色が凛とした感じがします。
・「石山寺」、「愛宕念仏寺」(姫しゃが:5月中旬)
 うす紫の色が清楚な感じがします。
・「勧修寺」(睡蓮:5月中旬〜7月下旬)
 水面に浮かぶ花が午前中に開花する姿がいいです。
・「三室戸寺」、「藤森神社」(紫陽花:6月中旬〜7月上旬)
 様々な種類の紫陽花が七変化します。
・「妙心寺東林院」(紗羅:6月上旬〜下旬)
 たった一日で落ちてしまう可憐な白い沙羅双樹のお花です。
・「法金剛院」、「天龍寺」(蓮:7月上旬〜8月上旬)
 浄土に咲く花、早朝に清らかな花が開花します。

今年も綺麗なお花に出会えたらいいですね。この他にも旬の花咲く京都のお庭にご案内いたします。
DAIYA * 洛西エリア * 10:36 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

養源院 の春


養源院(ようげんいん)は、浄土真宗遣迎院派のお寺。蓮華王院(三十三間堂)の東向かいにあります。この寺名は浅井長政の院号から採られたものです。
淀が父・浅井長政の供養のために、秀吉に願って成伯法印(長政の従弟で比叡山の僧)を開山として創建されたのが始まりです。その後、徳川秀忠が正室・崇源院の願により、伏見城の遺構を移築し、徳川家の菩提所となりました。
本堂の左右と正面の廊下の天井は血天井として知られています。 血天井は、関ヶ原の戦いの前哨戦で、伏見城で鳥居元忠ら1000人余りが城を死守し,最後に自刃し、血の海となった廊下の板の間を供養のために天井としたものです。今も生々しい血の痕が残っています。このセンス、現代人には、なかなか理解できないかもしれません。
DAIYA * 洛央エリア * 07:43 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

東福寺の春

東山の裾野にある臨済宗東福寺派の本山。五山の一つ禅宗伽藍を代表する室町最古の三門(国宝)をはじめ、浴室、東司(便所)禅堂、鐘楼(いずれも重文)など室町時代の禅僧の生活を知る上で貴重な建築が残っています。

境内の通天橋から見渡すお庭の木々の色も、桜も終わり、すでに初夏の新緑となってきました。
DAIYA * 洛南エリア * 15:08 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

詩仙堂の春

江戸初期の文人、石川丈山が隠棲した山荘であった詩仙堂は、曹洞宗(そうとうしゅう)のお寺です。丈山自身は家康の家臣で、90歳までこの山荘で悠々自適に風雅な暮しを楽しんでいたそうです。当時の90歳、さぞかし仙人のような夢を追う人であったことでしょう。詩仙堂の部屋の壁には、狩野探幽に描かせた詩仙三十六人の肖像と詩があることから、詩仙堂と呼ばれるようになりました。
丈山はこの他に、3つの庭園を手掛けています。八瀬・蓮華寺(れんげじ)、京田辺市・一休寺(いっきゅうじ)、東本願寺別邸・枳殻邸(きこくてい)です。いずれも素敵なお庭となっています。
ところで、曹洞宗ですが禅宗(達磨宗・臨済宗・曹洞宗・黄檗宗・普化宗)の一つで、本山は永平寺(福井県)と總持寺(横浜市鶴見区)の二ヵ所にあります。妙心寺の臨済宗と異なり公案(こうあん)を用いず、ただひたすら坐禅する黙照禅(もくしょうぜん)であることを特徴としています。
座禅は、足を組み、手はお腹のあたりに添えたまま、半眼で目線を1メートル下方に落とし、後は呼吸を周囲の自然と一体的にゆっくりと吸ったり、吐いたりするものです。一番、リラックスできる作法の一つです。

ZAZEN=Clean your heart Clean your mind!

桜が散った後の回遊式の庭で、しばし座禅を組んで休憩されるのもいいものです。鹿おどしの音も心に染み渡ることでしょう。これから、初夏にかけ藤、花菖蒲、杜若、紫陽花とお花が続きます。
当青空観光タクシーでは、早朝座禅体験コースも企画していますので、一度、ご体験されては如何でしょうか。
DAIYA * 洛東エリア * 10:27 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

ねねの寺の春

高台寺。豊臣秀吉の正妻・北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために慶長10年(1605)に開創したお寺です。通称ねねの寺。現在残っているのは開山堂、表門、観月台、秀吉と北政所を祀ってある霊屋などが点在しています。
この春の桜もライトアップされ、幻想的な風情でした。石畳、土塀と高貴な感じのする地区です。
桜も散り、落ち着きを取り戻した高台寺、高台院・ねねのお寺です。秀吉は、高台寺を見下ろす阿弥陀ヶ峰の山頂に眠っています。
DAIYA * 洛東エリア * 21:44 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

黄桜カッパ館の春

黄桜は京都を代表する酒造メーカの一つです。社名の由来は、社長が黄桜の花(淡く緑色がかった白い花)を好んだことから名づけられたということです。漫画家・清水崑が描く「河童」をマスコットに、「河童の歌」のコマーシャルでも有名になりました。以前の社名は、「黄桜酒造」で、バイオなどの業容拡大を目指し、「酒造」の文字を取り除き、現在の社名となっています。
ちなみに、河童のイメージは、お酒好きでお人よしな面と、川岸に「河童出没注意」の看板も立てられていたこともあり、小さな子供たちには怖い生き物でしょう。
DAIYA * 洛南エリア * 10:36 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

龍安寺の春

禅寺・妙心寺の塔頭、龍安寺。白砂に15個の石を配し、三方を築地塀(油土塀の屋根は柿葺)に囲まれた枯山水の石庭。「虎の児渡しの庭」とも呼ばれ、今が油土塀の向こうにピンク色の枝垂桜が咲き誇っています。ここの板場に座して、しばし瞑想すると、周囲の雑音も消え、気持ちがスッと楽になります。まもなく、散り始めます。散り始めの桜が一番綺麗じゃないでしょうか。一方、鏡容池のソメイヨシノは、かなり散ってしまいました。今日は何とか天気がもって良かったです。今晩から雨模様で、京都市内の桜には残念な雨となりそうです。

これから、高雄、京北町や三千院、あるいは比叡山の桜が見ごろとなります。


DAIYA * 洛北エリア * 22:35 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

大覚寺の春

嵯峨大覚寺、正式名称「旧嵯峨御所大覚寺門跡」。真言宗大覚寺派の本山で、嵯峨天皇に始まるという華道嵯峨御流を今に伝えるお寺です。大覚寺の教化活動は、心経信仰を中心として、芸術文化の領域まで展開しています。僧侶の養成機関として嵯峨伝燈学院、嵯峨華道専門学校、いけばな文化総合研究所、嵯峨書道学院、京都嵯峨芸術大学と芸術文化を重視する姿勢が鮮明です。
また、大覚寺は、時代劇の撮影場所として有名です。この日も大沢の池で、水戸黄門の撮影がありました。大沢の池は、時として湖や海として撮影されています。撮影のトリックですね。

ところで、チベット弾圧の問題で北京オリンピックの開催が危ぶまれていますが、水戸黄門であれば、どう裁くのでしょうか。京都の仏教会は、未だ沈黙を守っていますが、同じ一人の仏教徒として何故なんだろうと疑問もあります。仏教会の組織の壁がその一つであるのであれば、やはり喝でしょう!
DAIYA * 嵐山・嵯峨野エリア * 22:29 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

渉成苑の春

今年の京都市内一番のお奨めのお花見スポットは、東本願寺の飛び地の枳殻邸(渉成苑)でした。一番多く、訪づれた場所の一つです。京都駅からも歩いて行けるので、観光客の方には便利な場所と思いますが、意外と知らない方が多いようです。
この周辺は、団塊の世代の方が、中学生の頃に修学旅行でお泊りになった昔ながらの旅館が今でも点在する懐かしい場所です。お数珠屋・法衣店・仏壇屋さん・お線香屋さん・お土屋さん・宿坊など昭和のなつかしい風情が残る門前街です。
DAIYA * 洛央エリア * 21:59 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

勧修寺の春

門跡寺院の勧修寺(かじゅうじ)は、真言宗山階派大本山(山号・亀甲山)。寺名は「かんしゅうじ」「かんじゅじ」などとも読まれることがありますが、寺では「かじゅうじ」を正式の呼称としています。一方、山科区内に存在する地名は「かんしゅうじ」と称しています。京都には、結構、このような呼称を異にする地名が点在します。地名の呼称の違いを探すのも楽しみの一つです。平安京時代の賽の河原でもある西院(「さい」、「さいいん」)と云った地名もあります。
写真にあります「さざれ石」。小さな石の塊の意。「八千代の感触をどうぞ」と書かれています。この言葉から国家「君が代」を思い出します。

『君が代は 千代に八千代にさざれ 石の巌となりて 苔のむすまで』

君が代の場合、「さざれ石」は「小さな石」という意味だそうです。

勧修寺の桜も先週末が満開でした。いつまでもってくれるでしょうか。やはり桜は、散り際が綺麗で切ないです。

DAIYA * 洛南エリア * 21:37 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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