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貴船神社の夏

貴船神社の夏越しの大祓(おおはらえ)の儀式です。茅の輪は茅草(かやくさ)で作られた大きな輪のことで、正月から六月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を祓う夏越しの大祓(おおはらえ)に使用され、それをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われると云われています。
くぐり方は


「水無月(みなつき)の夏越しの祓する人はちとせの命のぶというなり」

という古歌を唱えつつ、左まわり・右まわり・左まわりと、八の宇を書くように三度くぐり抜けます。 こうして、心身ともに清らかになって、あとの半年間を新たな気持ちで迎える儀式です。京都の神社では6月末に行われて、地元の氏子たちがお参りします。そして、お家では、水無月を食べる習慣があります。水無月は白の外郎生地に小豆をのせ、三角形に包丁されたお菓子ですが、それぞれに意味がこめられています。水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表しています。黒糖の水無月が個人的には好きです。

この儀式が終わると、いよいよ祇園祭り、一色の京都となります。全国的には、その前に七夕さまですね。
DAIYA * 洛北エリア * 17:10 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

法然院の初夏

鎌倉時代の初めを起源とする浄土宗系のお寺で、現在は単立寺院。哲学の道の近くにある女性に人気のあるの法然院。谷崎潤一郎や河上肇などの著名な学者や文人が眠っていることが理由のようです。毎年、4月1日から7日までと11月1日から7日までの年2回、伽藍内部の一般公開されます。山門北側の砂上には季節の花が描いてあります。
本堂須弥壇には「散花」が施され、四季の花が撒き散らされて、供養されています。今の季節が心静かに訪ねることができます。


DAIYA * 洛東エリア * 20:57 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

光悦寺の初夏

鷹峰三山(鷹ヶ峰,鷲ヶ峰,天ヶ峰)を望む光悦寺。山号は大虚山、日蓮宗のお寺です。この一帯は阿弥光悦が築づき上げた芸術村。「光悦垣」と呼ばれる垣根も芸術的です。ゆるやかに孤を描いて背が低くなり、牛の寝た姿に似ているところから臥牛(がぎゅう)垣とも云われています。梅雨の時期、緑も多く、とてもひっそりとして、一番落ちつきます。侘び寂びの世界の幽玄の気に満ちています。
DAIYA * 洛北エリア * 21:06 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

東福寺の初夏

東山の緑に包まれた山裾に佇む東福寺。今の梅雨の季節、天の雫を恵みとして、日に日に皐月の頃の新緑の色を深緑に濃くしています。ここで深呼吸でもしながら、佇んでいるとまさに心が洗われる感じになります。
紅葉の頃の東福寺しか知らない方には、傘をさしながらも、ぜひ門をくぐって頂きたい季節です。紫陽花も、そんな風情を知り尽くしたように、花を添えている気がしました。
DAIYA * 洛南エリア * 14:09 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

伏見稲荷の初夏

無数の鳥居が聳える神社「伏見稲荷大社」。全国にある稲荷神社の総本宮で、本殿のある稲荷山全体が信仰の対象となっている日本を代表する神社の一つ。鳥居が連なってトンネルのようになっている「千本鳥居」。京都を題材にしたTVドラマには、よく登場する場所の一つです。稲荷神社には、狛犬の代わりに狐の像が置かれています。他の祭神とは違い稲荷神には神酒や赤飯の他に、狐の好物とされる油揚げが供えられ、ここから油揚げを使った料理を稲荷と称するようになったと云われています。
島国に棲む日本人は古代から自然の変化を通じて、漠然とした畏れと敬う精神を培ってきた民族であったと云われています。その一つが、鳥居や拝殿という形ある造形物として、今の神社信仰に発展してきました。
日本人が古代から培ってきた環境への接し方について、特に、戦後生まれの日本人は見つめ直す良い機会かもしれません。
DAIYA * 洛南エリア * 13:54 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

平等院の初夏

今週からやっと本格的な梅雨模様となりました。
宇治市宇治蓮華の平等院は9世紀後半に造られた源融(みなもととおる)の別荘を長徳4年(998年)に藤原道長が譲り受け、後に、その子藤原頼通が受け継ぎ、宇治殿と称したことが始まりと云われています。千年以上の歴史があります。
平等院凰堂を囲む阿字池には、数年前からコイの仲間のソウギョが棲んでいます。池の藻や水草を食べて、池の水の浄化にもなっているようです。お天気次第ですが、平等院が湖面に写る姿も見えることでしょう。
来月には、阿字池一面にハスの花が咲き競い、参詣者の目を楽しませてくれます。
DAIYA * 洛南エリア * 09:18 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

等持院の初夏

等持院は臨済宗天龍寺派の禅寺。方丈に入るなり、大きな達磨の絵が出迎えてくれます。その向こうには庭へと拡がり、静かでくつろいだ空間が待っています。暦応4年(1341年)、夢窓疎石を開山として、足利尊氏が創建。以来、足利将軍家の菩提寺となった由緒ある禅寺。庭の片隅には、宝筐(ほうきょう)印塔のある足利尊氏の墓と伝えられます。台座には延文3年4月と刻印されています。
等持院は、応仁の乱などの戦乱に見舞われたものの、豊臣秀吉も秀頼に建て直させたほど、この寺を重んじていました。霊光殿には空海作と伝わる地蔵尊を本尊として、足利歴代の将軍像が並んでいます。東庭は夢窓疎石の作庭の心字池を配した閑寂な庭。西庭には茶室清漣亭(せいれんてい)もあり、この茶室の上段一畳を貴人床と呼ばれ、そこに坐して眺める庭の美しさは格別と云われています。
禅寺ならではのとても心が落ちつく、ホッとするお寺です。
DAIYA * 洛央エリア * 22:18 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

祇園の初夏

祇園の初夏の花は紫陽花ですか。
祇園を代表する芸妓・磯田多佳女が経営していたお茶屋「大友」にも、植えてあったと云われています。その御茶屋跡には、祇園をこよなく愛した歌人吉井勇の歌碑が立てられています。吉井勇の古希の御祝いに谷崎潤一郎らが昭和30年に建立したものです。

「かにかくに 祇園はこひし寝(ぬ)るときも 枕のしたを水のながるる」

とにもかくにも、祇園(お茶屋遊び)は恋しい処、眠る時も白川のせせらぎを聞きながら、とても離れたくない場所である・・・

という粋な歌です。京の旦那衆(文化人)の社交場でした。今ではサラリーマン接待族が集う場所でしょう。

今週は天気予報もはずれて、梅雨の一休みの夏日が続いています。紫陽花には気の毒なお天気模様です。

DAIYA * 洛央エリア * 18:15 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

大覚寺の初夏

平安時代の建築の面影を伝える大覚寺は、嵯峨天皇が皇后との新居にした離宮を、貞観18年(876年)に寺としたのが始まりとされています。その後、鎌倉時代には、亀山天皇や後宇多天皇がここで院政を行い「嵯峨御所」と呼ばれました。南北朝時代の大覚寺統/南朝として知られる格式高い門跡寺院です。
紫式部の源氏物語が登場してから千年を迎えた今年の京都は、静かな源氏物語ブームとなっています。
今の時代と当時とは大きな環境の違いがありますが、このような昔の物語を通じて日本人が長年持ち続けてきた心の持ちように触れることの大切さを、昨今の悲惨な事件・事故のリアルな映像で目にする度に、つくづく感じます。
これからも多くの若者が、京都のような古きアナログ時代の文化にも触れてくれる機会が増えることを期待しています。合掌

DAIYA * 嵐山・嵯峨野エリア * 17:27 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

三井寺の初夏

琵琶湖を見下ろす三井寺(みいでら)は、正式名は園城寺(おんじょうじ)。天台寺門宗の総本山。この名称は天智、天武、持統の三天皇の産湯に使われたと伝えられている井戸があることに由来して、御井の寺と呼ばれ、これが後に三井寺と言われるようになったとされています。
開基(創立者)は大友与多王で、本尊は弥勒菩薩。
日本三不動の一である黄不動で著名な寺院で、観音堂は西国三十三箇所観音霊場の第14番札所です。また、近江八景の一つである「三井の晩鐘」でも知られています。平等院、神護寺の梵鐘と共に日本三銘鐘の一つとして有名。この梵鐘は慶長7年(1602年)に准三宮道澄が弁慶の引き摺り鐘を模して鋳造したものと伝えられ、「近江八景」の一つに数えられ、また、「日本の音風景百選」に認定されています。
DAIYA * 湖西エリア * 15:34 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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