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昨年の東日本大震災、そして昨今の痛ましい交通事故、また、JR西日本(平成17年4月25日)の事故から7年等々。いつの時代も事故や災害により、多くの犠牲者がでる世の中。その都度、原因は一応究明されるも、抜本的な対策が後手に回り、教訓として生かされない社会。残念ながら、我が日本も未だ貧しい社会かもしれません。
諸行無常が今の世も続いています。唯一救われるのは、仏の世界でしょうか。この時点でも、京都の鬼門である北東の山の上から心静かに祈りが唱えられています。合掌
宝泉院。三千院の参道奥にある天台宗の三門跡寺院。庭園の盤桓園には樹齢300年の沙羅双樹や近江富士を模った五葉松の大木があります。この五葉松は樹齢700年にも及ぶと云われています。京都市指定の天然記念物。
また、坊内にある「血天井」は、関ヶ原の戦いの前哨戦・伏見城の戦いの際に徳川家臣・鳥居元忠以下数百名が自刃した伏見城の床板で、その霊を供養するためのものです。
心静かに眺める「額縁庭園」で安穏のひと時を浸ることができます。
東大寺。華厳宗大本山。現住職で220世となります。1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録。
奈良時代には中心堂宇の大仏殿(金堂)のほか、東西2つの七重塔を含む大伽藍が整備されていましたが、中世以降、2度の兵火で多くの建物を焼失。
現存する大仏は、台座などの一部に当初の部分を残すのみで、大仏殿は江戸時代の18世紀初頭(元禄時代)の再建です。木造文化は常に火の脅威にさらされて、はかなく灰になってしまいます。
でも「大仏さん」は、とても親しみやすくありがたい仏様です。
勧修寺(かじゅうじ)。山科にある門跡寺院。真言宗山階派大本山。皇室と藤原氏にゆかりの深いお寺です。大きな庭園内には氷室の池という蓮で有名な池、水戸光圀、寄進の「修寺型灯籠」等々、見どころ満載のお寺です。
寺名は「かんしゅうじ」「かんじゅじ」などとも読まれることがありますが、お寺では「かじゅうじ」を正式の呼称としています。一般的には、やはり前者の読みでしょう。
醍醐寺。真言宗醍醐派の総本山。上醍醐から下醍醐を含め、約200万坪もの広大な敷地を誇っています。「花の醍醐」といわれるように、桜の花で有名です。お彼岸に憲深林苑で咲き始める、かわづ桜から始まり、しだれ、ソメイヨシノ、山桜、八重ザクラ、そして、三宝院の大紅しだれと金堂わきに大山桜が咲き終わるまで約3週間、様々な桜が咲き誇ります。
桜のトンネルの下の散策をこれから楽しめます。今年は春うららの心境になりましょう。
法然院。浄土宗より独立した単立宗教法人のお寺。谷崎潤一郎、河上肇などの著名な学者や文人が眠る普段はとても静寂な場所です。本堂の本尊は阿弥陀如来坐像であり、法然上人立像なども安置。また、方丈にある狩野光信筆の襖絵は重要文化財に指定されています。境内には、名水として有名な「善気水」が湧き出しています。
通常伽藍内は非公開ですが、今月1日から7日までと11月1日から7日までの年2回、伽藍内部の一般公開します。 ヤマツバキと竹やぶの静寂な山道、茅葺で数奇屋造りの山門をくぐると、白砂壇や放生池を見渡す景色がとても素晴らしです。
是非、この春、伽藍の内部や方丈庭園を拝見ください。
今日は嵐の一日でしたが、この恵みの雨で、明日からは桜の開花だよりが続くことでしょう。