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金閣寺。正式名称を鹿苑寺といい、相国寺の塔頭寺院の一つ。建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築である舎利殿は金閣。舎利殿を含めた寺院全体が金閣寺として知られています。
寺名は開基は室町幕府3代将軍足利義満。その法号・鹿苑院殿にちなみ、山号は北山(ほくざん)。舎利殿は室町時代前期の北山文化を代表する建築でありましたが、1950年(昭和25年)に放火により焼失し、1955年(昭和30年)に再建。1994年(平成6年)にユネスコの世界遺産(文化遺産)「古都京都の文化財」に登録。
風がない日は金閣寺の南側に広がる鏡湖池に写る雄姿は、とても綺麗です。
天授庵。南禅寺塔頭で1339年(暦応2)光厳天皇の勅許により虎関師錬が南禅寺開山・無関普門(大明国師)の塔所として建立。その後、1602年(慶長7)細川幽斎が再興。
本堂は、優雅な柿皮葺屋根を持つ建築で、光厳帝御銘の霊光塔を復興したものです。中央に開山大明国師等身大の木像を安置し、一隅に幽斎夫妻を始め細川家歴代の位牌所があります。
本堂襖絵は長谷川等伯の筆であり、32面全てが重要文化財に指定されていますが、残念ながら非公開です。
池泉を主にした庭と枯山水と二つの庭園が有名です。
禅寺枯山水の紅葉は凛としたものです。
延暦寺根本中堂。最澄が788年(延暦7年)に、一乗止観院という草庵を建てたのが始まり。比叡山延暦寺の中心であることから根本中堂と呼ばれています。
平安時代に最澄と空海の仏教が栄え、平安時代末期から鎌倉時代に法然、栄西、日蓮、親鸞が続く流れを振り返るのも面白いです。
現在、地元の京都新聞に五木寛之氏の連載小説「親鸞 完結篇」が掲載されていますが、仏教が歩んできた歴史の流れを踏まえ、比叡山から京の都の下界を見下ろすと、今の俗世の時代が不思議と理解できます。
自然の中にある比叡山、法然の「草木・国土・悉皆成仏」「一切衆生・悉有仏性」と自然に囲まれ生きる日本人の美学を取り戻す胎動が見えるような気がします。