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2016.05.04 Wednesday
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賀茂別雷神社。通称は上賀茂神社。ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の1つとして登録。
上賀茂神社の一の鳥居を入って右手に見える大きなしだれ桜のうち、北側にあるのが「御所桜」です。孝明天皇が京都御所から御下賜されたしだれ桜で「御所桜」と呼ばれています。樹齢は140〜170年程度の老木。孝明天皇は明治天皇の父親になります。
上賀茂神社は神話の時代に、ご神託に基づいて馬に乗ってご祭神である「賀茂別雷大神」のご降臨を願った事から”日本乗馬発祥の地”と言われています。現在も神山号(こうやまごう)と呼ばれる神馬がいます。今の神山号は5代目。
5月には賀茂競馬(かもくらべうま)、9月に下鴨神社と隔年開催される賀茂の馬まつりなど、馬にまつわる神事も多く残されています。また、馬の形をした「お馬みくじ」というのもあります。
この神社を深く信仰する京の会社に「大日本スクリーン製造」があります。同社は印刷機器や半導体製造機器などエレクトロニクス(雷)分野で世界的にも著名ですが、この会社の会長は馬を愛する方としても有名で、馬の写真も会社に飾り、日夜、崇拝しているとのことです。
また、上賀茂神社に来たら、神馬堂のやきもち「葵餅」をお土産にしましょう。小さなやきもちですが、その美味しさに食べた人は皆、口を揃えてこう言ってしまうのです。「うま〜・・・〜ッ!」