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本法寺。日蓮宗の本山(由緒寺院)。山号は叡昌山。塔頭が三院(尊陽院、教行院、教蔵院)。寺伝によれば、1436年(永享8年)日親が本阿弥清信の帰依を得て創建。また、教行院は長谷川等伯ゆかりの塔頭。本堂前の手植え松の前で、本阿弥光悦が筆を持って立っておられます。本阿弥光悦作庭の巴の庭や十の庭が有名、十は(つなし)と詠みます。白砂でデザインされていて、9つの石が置かれています。10個目の石は、観る人の心の中にあるというものです。
本寺は小川通り寺の内にある茶坊主界隈、かの裏千家15代目千宗室さんも子供時代の遊び場だったとのことです。禅寺ではないものの、凛とした佇まいのあるお寺で、茶坊主関係者のさり気ない挨拶や着物姿の外国女性と出会うのも旅の良き思い出になるかと思います。
「琳派」誕生から400年の節目で特別公開中です。
龍安寺。臨済宗妙心寺の境外塔頭。山号を大雲山。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は細川勝元、開山(初代住職)は義天玄承。徳大寺家の別荘であったものを、室町時代の1450年、管領の勝元が譲り受け、寺として創建。
龍安寺石庭。この庭、禅に通じる世界と解されています。石は年間を通じて変化はありません。変化しないからこそ、春夏秋冬の変化のバリエーションは無限という世界感です。
今年は、私たちにどんな変化があるのでしょうか。
でも、石は動じないで、その変化を受け入れています。仏ほっとけの世界です。
「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」 般若心経 合掌!
平等院。9世紀後半に造られた源融(みなもととおる)の別荘を長徳4年(998年)に藤原道長が譲り受け、後に、その子、頼通が受け継ぎ、「宇治殿」と称したことに端を発すると伝承。頼通は永承7年(1052年)に宇治殿を天台宗の寺院「平等院」とし、天喜元年(1053年)には阿弥陀堂を建造、木造阿弥陀如来座像を安置。
当時は規模の大きなお寺でしたが、建武3年(1336年)に楠木正成によって建造物の大半が焼かれ、応仁の乱でさらに衰退、当時からの遺構は、阿弥陀堂(現在の「鳳凰堂」)と鎌倉時代に再建された「観音堂」となったが、約1000年前に建立された建造物や仏像は、今に伝えられ、世界遺産にも登録。
元旦に続いて、昨晩も降雪がありました。積雪21cm。61年ぶりに20cmを超え、観測史上4番目の記録とのこと。
雪の平等院鳳凰堂、とても静かな新年を迎えました。